2024-04-30
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【#004】コーチをしていたら道が開けた話|「教える」ということ
#004
「教える」ということ
スポーツ指導においても、ビジネスにおいても、「教える」ということは必ずやらなければなりません。
4月や5月という季節は、新入部員・社員、異動、転職、座学研修、OJTなど研修や引き継ぎの「教える」が満載の時期ですね。
今回はこんな教え方してませんか?とあるある形式にしてみます。
1. 自分で考えろ
「それくらい自分で考えろ!」
って人生で1度は言われたことありませんか?
言われた後、事態が好転したことはありますか?
きっと無いはずです。
「おっしゃる通りです!脳みそがちぎれるまで考えます!!」
こんな小中学生に出会ったことがありません。
子供だけでなく、大人にも出会ったことがありませんね。
なのに、なぜ大人は子供にそう言ってしまうのでしょうか。
なのに、なぜ上司や先輩は部下や後輩にそう言ってしまうのでしょうか。
①:今まで何度も話し合ってきたじゃないか。
後は君なりの答えを見つけるだけだよ。
もう少しで答えは出るだろうから一人で
頑張ってみなよ。
②:そこまで面倒見きれないよ。
ちょっと考えれば分かるだろ。
俺(みんな)の貴重な時間を奪うなよ。
「自分で考えろ」という言葉を発する人の胸中は①であって欲しいものです。
2. 前に1回教えたよね?
もう、これ最悪です。
「はい、教えてもらいました。でももう1回教えてください!」という強心臓の持ち主はなかなかいない。
1回で全部覚えられたら、学校のテストは全員100点だし、全員東京大学に合格します。
「1回言っただけで覚えられると思ってるんですか!?」
とは教えられる側はなかなか言えないので、私は社内でも声高にこう言い続けてます。
「1回教えたよね?」でいいんだっけ??
3. 教えるたびに品質は劣化する
業務・オペレーション部門では、引き継ぎの成否は死活問題。
教える側が100%で教え続けない限り、品質は劣化する。
例えば、自分が持っている全情報のうち70%を教えることができると、
一通りできるレベルにはなっていると思いますので、まあまあ合格点な気がしますよね。
時間も十二分にあるわけではありませんし。
ただし、70%教わった人が次の人にまた70%を教えると・・・
2世代経過すると70%×70%で元の100に対して49になってしまいます。
品質のカギは教える側が握っている
4. 自分も知らないことを聞かれると不機嫌になる
教える側もつらいんです。
だって自分も教えられてないんだもん。
でも「そんなことも知らないんですか?」って思われたくなくて、つい不機嫌に追い返してしまいます。
これ、本当にあるあるだと思います。
でも、正直なところ教えられる側って教える人を「神」だとは思ってません。
矛盾してるかもしれませんが、全部知ってる人からの引き継ぎは物凄いプレッシャーです。
知らなくても「正解を持ってる人・場所」を分かってくれてればいいんです。
教える側の人も肩の力を抜いてください。
分からない自分を許そう!
分からない自分を受け入れてOK!
5. 最後に
いかがでしたでしょうか?
あるある!とご共感いただければ嬉しいです。
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