2026-10-15

上司のひと言で、プロジェクトの方向性がガラッと変わってしまう。しかもそれが前に言っていたことと真逆だったりして、ちょっと戸惑いますよね。立場的に反論はしづらいし、場の空気もある。結局その場では「はい、わかりました」としか言えず、あとでひとりモヤモヤする。

 

正面からぶつかるのが正解じゃなかった

 

中間管理職という立場は、ほんとうに板挟みです。部下を守りながら、上司にもうまく対応しなきゃいけない。

 

だからこそ、理不尽に飲み込まれそうになる瞬間って、誰にでもあるんじゃないでしょうか。

 

理不尽に感じる上司の言動に、正面からぶつかっても、うまくいくことって少ないですよね。ただ、何も言わずに飲み込んでいると、自分の心のHPがじわじわ削られていくのも事実です。

 

そこで私は、反論ではなく、質問で返すというやり方を覚えました。相手を否定することなく、状況の背景を引き出すことができる方法です。

 

結果的に、こちらが本当にやるべきことも見えてくる。そして、上司との信頼関係も、必要以上に傷つけずに済むんです。

 

感情ではなく、事実と条件で返す

 

たとえば、こんなふうに言われたとします。

 

「やっぱりこっちの案でいく。今週中に進めておいて。」

 

……え、さっきは別の方針でOKって言ってたのに? と感じる場面、ありますよね。

 

そんなとき、私がよく使うのはこんな返し方です。

 

「ありがとうございます。方向性の変更を踏まえて、整理したいので、次の点を確認させてください。」

 

  • この方針に切り替えた理由
  • 他の関係者への連携

 

これだけでも、上司は「あ、自分の発言を受け止めてくれている」と感じやすいですし、こちらも背景を知ることでムダな混乱を避けられます。

 

記録を残すのは、自分の未来を守る仕組み

 

言った・言わない問題を防ぐためにも、ちょっと面倒でも「メールでの確認」は強い味方です。

 

たとえば会議の後に、こんなふうにメールを送っておくと、自分を守る盾にもなります。

 

件名:〇〇に関する本日のご指示について

 

  • A案からB案へ方針変更(理由:XX)
  • 対応期限:今週金曜まで
  • 関係者:△△部長、□□チームにも共有予定

 

よろしくお願いいたします。

 

こうして書いておくことで、後日「そんなこと言ってないよね?」という事態にも冷静に対応できます。

 

何より、「私はきちんと受け止めて動いていますよ」というアピールにもなるんです。

 

質問は、反論じゃなくて理解の道具

 

たとえば上司の指示が理不尽に感じても、「なぜそう思われたんですか?」と、やんわり聞くことで、相手はちゃんと自分の言葉を整理することになります。

 

もしかしたら、そこに思いもよらない事情や、見えていなかった全体像があるかもしれません。

 

質問って、意外とすごいんですよ。相手にとっても、自分にとっても、「整理するきっかけ」になります。

 

理不尽が完全になくなることは、きっとない

 

でも、それに飲み込まれずにいる方法は、ちゃんとあります。

 

反論ではなく、質問で返す。記録を残して、未来を守る。感情ではなく、事実と条件で伝える。

 

こうしたちょっとしたコツを知っておくことで、あなたの心のHPは、きっと守られます。

 

あのときの私へ、いまのあなたへ

 

昔の私も、「こんなことでいちいち悩むなんて」と思っていたことが、あとから意外なストレスになっていたと気づきました。

 

だから今、少しでも心がざわついたら、「それって、ちゃんと伝えたかな?」と、自分に問いかけてみてほしいんです。

 

この文章が、あなたの気持ちにそっと寄り添えたら嬉しいです。理不尽に負けずに、ごきげんな日々を過ごせますように。

 

あなたはちゃんと、よくやってますよ。